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木村太治(リベルタ経営相続研究所)
滋賀県2022.01.13
メイムさん
滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、純資産の考え方、計算方法のお尋ねです。
純資産、何気なく使っている言葉ですが、結構、幅がありそうです。
また、日常では、言葉ですので、TPOによる面もあります。
基本的には、「資産から負債を引いたもの」と言うことになるのですが、では、資産とは何かという問題もあります。
まず、私が考える資産は、「所有物で、貨幣を尺度とする評価が可能で、かつ将来的に収益をもたらすことが期待されるもの」だと思います。
①所有物であること、これは明らかですね。
②貨幣を尺度とする評価が可能であること。これは何らかのマーケットがあることです。例えば、株、債券、不動産。公正なマーケットです。
③所有することで、将来的に収益をもたらすことが期待できること。株なら配当や値上がり益が期待できる。不動産なら家賃が取れるなどです。
不動産については、最近、負動産や腐動産として、売れない土地に資産性を認識しない考え方もあります。
さて、動産について、上記の①、②、③を当てはめてみると、
①は、OKです。
②は、特殊なもの(貴金属等)を除いで、一般的にはマーケットがありません。
③また、動産は経年劣化しますので、価値は減価します。
つまり、基本的に動産での資産形成は難しいです。
ただ、ご質問のブランド品については、①、②、③があてはまることがあります。これは、時の経過に伴って、希少性が高まる場合です。
うまくすれば、確かに資産形成になる場合もありますが、一般的ではありません。(あくまで例外で、それも未来永劫続くか疑問です。)
(ブームが起こり高値がついても、ブームが去ると見る影もない場合が多いです。)
将来的な資産形成を考えられるのであれば、動産による資産形成は不確実性や不利な面が多いので、やはり金融資産か不動産(立地がなにより大切)がお勧めです。
参考にされてください。
滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、純資産の考え方、計算方法のお尋ねです。
純資産、何気なく使っている言葉ですが、結構、幅がありそうです。
また、日常では、言葉ですので、TPOによる面もあります。
基本的には、「資産から負債を引いたもの」と言うことになるのですが、では、資産とは何かという問題もあります。
まず、私が考える資産は、「所有物で、貨幣を尺度とする評価が可能で、かつ将来的に収益をもたらすことが期待されるもの」だと思います。
①所有物であること、これは明らかですね。
②貨幣を尺度とする評価が可能であること。これは何らかのマーケットがあることです。例えば、株、債券、不動産。公正なマーケットです。
③所有することで、将来的に収益をもたらすことが期待できること。株なら配当や値上がり益が期待できる。不動産なら家賃が取れるなどです。
不動産については、最近、負動産や腐動産として、売れない土地に資産性を認識しない考え方もあります。
さて、動産について、上記の①、②、③を当てはめてみると、
①は、OKです。
②は、特殊なもの(貴金属等)を除いで、一般的にはマーケットがありません。
③また、動産は経年劣化しますので、価値は減価します。
つまり、基本的に動産での資産形成は難しいです。
ただ、ご質問のブランド品については、①、②、③があてはまることがあります。これは、時の経過に伴って、希少性が高まる場合です。
うまくすれば、確かに資産形成になる場合もありますが、一般的ではありません。(あくまで例外で、それも未来永劫続くか疑問です。)
(ブームが起こり高値がついても、ブームが去ると見る影もない場合が多いです。)
将来的な資産形成を考えられるのであれば、動産による資産形成は不確実性や不利な面が多いので、やはり金融資産か不動産(立地がなにより大切)がお勧めです。
参考にされてください。
2022.01.13
メイムさん
返信ありがとうございます。
家計簿のことなので、企業が記帳する、例えばIFRSのような記帳基準はありません。
できるだけ家計が放漫にならないことを考えれば、自分の使用の為に買われたのなら、一旦消費として、資産のマイナスとして認識されてはどうでしょう。
今のところ値段が下がりにくいのは、メーカーが需給を意図的に絞っていたり、ブランド戦略を講じていたり、ブームを演出したりしているからであり、将来にわたっての価値が維持される(値下がりしない)かは不明です。
仮に、将来売却できれば、その時に売却代金を資産として加えられれば良いと思います。
なお、金融資産や不動産の話をしましたが、今後、資産形成を考えられるのであれば、「収益還元法」の考え方を身に着けられれば良いと思います。
以上、補足しましたので、参考にされてください。
返信ありがとうございます。
家計簿のことなので、企業が記帳する、例えばIFRSのような記帳基準はありません。
できるだけ家計が放漫にならないことを考えれば、自分の使用の為に買われたのなら、一旦消費として、資産のマイナスとして認識されてはどうでしょう。
今のところ値段が下がりにくいのは、メーカーが需給を意図的に絞っていたり、ブランド戦略を講じていたり、ブームを演出したりしているからであり、将来にわたっての価値が維持される(値下がりしない)かは不明です。
仮に、将来売却できれば、その時に売却代金を資産として加えられれば良いと思います。
なお、金融資産や不動産の話をしましたが、今後、資産形成を考えられるのであれば、「収益還元法」の考え方を身に着けられれば良いと思います。
以上、補足しましたので、参考にされてください。
2022.01.13
ご回答ありがとうございました。
持ち物はあくまでも支出として考えていきたいと思います。
とても役に立つアドバイスありがとうございました。
持ち物はあくまでも支出として考えていきたいと思います。
とても役に立つアドバイスありがとうございました。
2022.01.16
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考え方まで勉強になりました。
つまり、木村先生の家計簿の付け方のお考えとしては、
純資産5000万円あった場合、今のところ値下がりしにくいと言われている100万円のブランドバッグ購入でも単純にただの物であると考え、100万円の純資産マイナスと計算し、純資産4900万円だと計算して家計簿をつけたらいいよ、ということでよろしいでしょうか?