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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2021.07.02

いくら様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

年金の追納は、所得税の計算で
社会保険料控除を受けられるのが、ひとつのメリットです。

課税所得から差し引けるのは、
その年に実際に支払った年金保険料の全額です。

現状で、それなりの所得があれば、
追納による所得税の軽減効果を得られます。

他に、住民税の計算にも同様の控除があります。

あとは、今後何歳まで働いて稼ぐお考えなのかも考慮すべき点です。

国民年金には、60歳以降の任意加入制度もあり、
長く働く計画があるのであれば、
今は無理をせず、60歳以降から挽回を目指す考え方もあります。

60歳以降も厚生年金の加入事業所で働き続ける選択などもあります。

現在のお立場が不明ですが、
年金よりも当てになるのは、やはりご自身の稼ぐ力です。

仮に60万円を追納したとして、
将来の年金受取で回収できるかは、何歳まで生きるかにかかってきます。

損益分岐点の計算は、ややこしいですが、
いずれにしても、60万円を回収できるかどうかのレベルです。

まずは、キャッシュフロー表(人生の資金繰り表)を作成するなど、
この機会に総合的なライフプランニングの実施をおすすめします。

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