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FPの回答

  • 北山哲也(株式会社エフピー・ワン・コンサルティング)

    東京都

    2020.07.21

40代中間管理職さん

初めまして。
暮らしのFP/あんしん相続 クリニックの北山と申します。

さて、ご質問の件です。

住宅ローンの審査基準として最重要ポイントは以下の3点です。
1.安定した収入とその継続性
2.収入と借入金額のバランス=年収に対する年間偏在額の割合(返済負担率)に
  無理がないこと
  これは、各金融機関によって計算の方法が違いますので、これも事前に各金融
  機関に確認・相談すべきです
3.個人信用情報
  各種債務(自動車ローン、リボ払い状況、など)の返済情報です。
  それらの長期延滞、債務整理の履歴がある場合(いわゆる〝ブラック” )は
  審査を通る(住宅ローンの借り入れ)は、困難です。また、ブラックでなくて
  も、直近1年以内に延滞が4回以上ある場合なども、審査通過は困難です。
  この「個人信用情報」が原因で住宅ローン審査に落ちるケースが、
  特に多いようです。
  「自分では大丈夫と思っていたけれど、実は問題ありだった」というケースが
  意外と多いからです。
  できれば、住宅ローン審査を申し込む前に、自分の個人信用情報がどうなって
  いるのかをチェックしたほうがいいでしょう。
  個人信用情報はCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3つの機関で
  確認できます(情報開示には手数料が必要です)

  ただ、『異動』の時期・『異動』の理由によっては、金融機関を説得できる
  場合があり、お借入が可能となります。
  時期と理由、金融機関という条件に縛りがあるのですが、
  個人情報開示報告書の記載内容と『異動』の理由の整合性が取れれば、 
  住宅ローンを利用できる可能性はございます。
 
  また、以下の条件を満たすと、CICなどの信用情報機関から異動情報が消える
  ことになります。
  ・最終返済日より5年~10年以上が経過した場合
  ・破産免責後、一定期間(借入先が銀行系を含んでいる場合は10年、
   銀行系を含まない場合は5年)経過した場合

いずれにせよ、各金融機関に相談、お調べいただく価値はあるかと存じます。

以上、お役に立てましたら幸いです。
早速にご回答いただきありがとうございます。1〜3を総合的に判断するものの、3はやはりかなり影響が大きい、と言うより致命的であると理解いたしました。
今回、CICの情報を取得したのですが、質問に記載の通り、異動情報は5年以上経過で既に消えています。しかし補足情報として、「解消」「遅延解消日」の記載があります。これらの記載を見れば、過去に異動対象となるような遅延があったことは明確であるので、「異動」と変わらない扱いを受けるのか?というとことろが最大の懸念なのですが、いかがでしょうか?

2020.07.21


お読みいただきありがとうございました。

追加のご質問ですが、

Q) 「解消」「遅延解消日」の記載があります。これらの記載を見れば、
  過去に異動対象となるような遅延があったことは明確であるので、
  「異動」と変わらない扱いを受けるのか?

A) 前にもお書きしましたが、「個人情報開示報告書の記載内容と『異動』の理由
  の整合性が取れれば、住宅ローンを利用できる可能性はございます。」
  ので、私見ながら、お借入れの可能性は十分にあると考えます。
  その際の懸念事項は、金利面で、やや不利な条件が付く可能性がある可能性
  もある、ということでしょうか。
  一方、金融機関によっては通常の金利で対応してくれる可能性も十分に
  ございますので、ぜひ相談なさってみてください。
  可能性は十分にあると考えます。

以上、お答えになっておりましたら幸いです。
希望をお持ちくださいね。

2020.07.21


ご丁寧にありがとうございます。
少し希望が見えてきました。
いずれにしても、一度、早めの時期に、自身の状況を明示した上で、事前審査を通してみようと思います。

2020.07.21


はい、希望をお持ちになって、
ぜひ、明るくご相談なさってくださいね!

2020.07.21


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