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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2020.02.26

コジコジ様、はじめまして。
ファイナンシャル・プランナーの森本直人と申します。

何を買うかにご興味を持つのは当然のこととして、
FP的な視点からは、まずはじめに運用の目的を設定することをおすすめします。

FPの教科書では、FPの6ステップなどと表現されますが、
本格的なFP相談では、いきなり商品選択の提案から入ることはありません。

というのも、誰にでもあてはまる無条件においしい商品(選択)はないからです。

仮に無条件においしい商品があれば、単純にそれを買えば良いということなのですが、
例えば、リターンを高めようとすれば、リスクを多めに取らなければならない、など、
基本的には必ず条件が付きます。

ちなみに、ここでいうリスクとは、例えば、預け先の破たんリスクであったり、
価格変動リスクであったりします。

このうち、価格変動リスクは、数量化が可能です。

投資信託は、過去の実績からリスク(振れ幅)やリターンの数量的データを取れるので、
その意味で一般的な個人の資産運用に向いているといえます。

今、金融庁がつみたてNISAを推している理由は、例えば、20年などの長期で運用すれば、
統計・確率の理論からは、成功確率が高いと考えられるからです。

また、一般的には、一気に買うよりも、積立投資の方が投資タイミングが分散され、
価格変動リスクをおさえられるといえます。

ただし、その分、投資機会を失ってしまうこともあります。

なお、投資信託は、副作用のある薬と一緒なので、
家計のホームドクター的立ち位置からは単純なおすすめができない点、ご了解ください。

理解不足でスタートして、例えば、株価が急落したところでびっくりして売却してしまい、
結果として家計にダメージを与えてしまうケースも少なくありません。

したがって、1.2.のご質問は、個別の状況やお考え、
金融経済についての理解度などを詳しく伺わないと、
一概に何が正解とは言いきれない、という回答になります。

上記の意見なども参考にしていただき、
個別の状況をふまえて判断することが大事と思います。

森本様
返信が遅くなりすいません。
他の方にも回答しておりますが、今年は財形年金の重点積立を終了させ、来年から積立投資信託をやります。

2020.03.05


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