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FPの回答

  • 半田典久(多摩プランニングオフィス)

    東京都

    2018.05.09

ご質問に回答します。

お尋ねの件と少し違う観点からお答えします。
団信がどうか、審査がどうかということではなくて、根本的な話をさせていただきます。

まず、ご主人が精神的病状で、半年間休職であったこと。
病状はわかりませんが、よくあるのは、うつ症状かもしれませんし、全く違うかもしれません。

そして、そのため年収が、半分の200万円になったということ。
これも詳しくはわかりませんが、そういう事実があったということです。

正直言って、今住宅を買うのは、大きな問題だと思います。
病気がわかりませんが、精神疾患というのは、一般に長びく可能性や、再発の可能性が高いです。

もし、ローンなど借りて、また年収が半減する、あるいは、休職が度重なり職場にいられなくなるという
可能性も出てきます。その時どうなるのでしょうか?

どんな会社かわかりませんが、度重なって休まれるようでは、やはり辞めざるを得ないようになると
考えるのが自然です。
(年収も大きく減らされた過去の事実があるのですから、そこはかなり厳しいと考えてください)

奥さんが働くにしても、子供が小さいとかで難しかったり、ご主人に、もともとの病気の上にさらにローンの返済ストレスが
たまれば、家族全体が、もっと悪い方向に流れる可能性があります。

住宅を買うのは、義務ではありません。
住宅を買ったら、幸せになるわけではありません。
下手な不動産を買ったり、無理なローン組をすれば、不幸になります。

賃貸は、それで不幸になることは、絶対にありません。
もし、状況が変われば、状況に合わせて、良いところに変われば良いだけです。
賃貸は、どんな生活になっても、いつでも変更が出来、その時で最善の住み方が選べます。

住宅を買うと言うことは、昔ならともかく、これからは、多くの場合、不動産が値下がりするので、
どんな生活状態になっても、お金に余裕がなければ、不動産も買い替えできないし、
20~35年も、ローンと共に過ごすこと(最初の状態に、一生固定される)ことです。

この長期の期間で、もし支払いが滞れば、住宅を失います。
つまり、自宅とはいっても、実際は金融機関が大家さんみたいなものです。(払い終るまでは)

病気でない方でも、住宅購入は、相当疑問な時代です。
ましてや、ご主人にストレスがかかり、回りまわって、奥さんにもストレスにならないためには、賃貸をお勧めします。

5~10年経って、病状も安心できるようになったら、その時点で、また考えることが良いと思います。
「賃貸が不幸、購入が幸福で当たり前」みたいな、古い既成概念を外して考えてください。

半田様

ご回答ありがとうございます。
そういう方向の考え方もありますね。
確かに再発した時が大変です。
再発しないという前提で物事を進めてしまっていました。
ローンシュミレーションで今の家賃よりローンの支払いの方が安いか部屋数が増えてもほとんど金額がかわらないので、購入する幸せというより支払いの総額や定年後の住居の確保を考えすぎていたようです。
また実家が賃貸業をしているので高齢者はアパートを借りるのも苦労されているのを見ているもので不安になっていました。

将来より現状ですよね。
確かにそういう部分も考えていかないとと思います。
私も休職の件は最近知りまして、具体的な症状を知らないのでこれから確認するところです(昨年末に結婚したばかりで知りませんでした)。

半田様、現実的なご意見ありがとうございました。
夫を支えながら考えていきたいと思います。

2018.05.10


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