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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2017.10.02

たけ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

ご相談の件、まずはじめにお伝えしたいことは、
どんな保険商品にも、必ずメリットとデメリットの両面がある、
ということです。

就業不能保険は、働けない状態の全てをカバーできるわけではないので、
十分に理解した上でご活用ください。

ちなみに、保険の見直しで、ありがちと感じるのは、
保険商品単体の良し悪しにとらわれてしまうケースです。

保険の見直しにあたり、まず着手した方がよいのは、設計図づくりです。

本格的なファイナンシャル・プランニングでは、
個々の保険商品、金融商品はあくまで部品や材料の位置づけです。

例えば、家を建てるとき、いきなり大工さんに作業を頼むのではなく、
その前に建築士さんに設計図の作成を依頼すると思います。

それと同じで、FPも、お一人お一人の今後の人生設計、個別の状況や
お考えなどを十分に伺った上で「お金の設計図」を作ることから始めます。

なお、ここで言う「お金の設計図」とは、具体的な数字のプランのことです。

万一の時に、貯蓄や運用でカバーするのはいくら、保険でカバーするのはいくら、
といった数量的な話です。

例えば、就業不能状態には、ガンに罹患して働けなくなるケースが多いのですが、
自分はガン家系なので心配という方であれば、就業不能保険ではなく、
ガン保険を数量的に厚くする、

あるいは、一般的な就業不能保険は、メンタルが理由だとカバーされないので、
そのあたりが心配な方は、保険ではなく、貯蓄や運用でのカバーを軸に考える、

といった感じで、プロのFPと相談しながら設計する場合は
保険商品単体で検討するのではなく、あくまで個別の状況やお考えに即した、
トータル的なお金のプランを立てることになります。

森本様

回答ありがとうございます。
質問は保険に焦点を絞らせていただきましたが、
実際には、仰る通りトータルなお金のプランの中で保険も考えるべきことと思います。

>保険商品単体の良し悪しにとらわれてしまうケースです。

>就業不能保険は、働けない状態の全てをカバーできるわけではない
とのご指摘は身に沁みました。

掲示板では文字数、また公開できる内容にも制限がありますので、
仰るような「全体的な設計」は個別相談の場でする事項だとは思いますが、
ガン保険、メンタル面への備え方など、参考になりました。
ありがとうございました。

2017.10.02


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