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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2017.09.04

st様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

賃貸と購入のどちらが良いかは、個別の状況やお考え、
希望するライフスタイルなどにもよります。

ここでは、ごく一般的な考え方を書かせていただきます。

まず、購入する場合に、高額の住宅ローンを組まなければならない
など、目先に見える課題は当然意識されると思います。

気付きにくいのは、住宅購入後かもしれません。

実際に住んだ後は、住宅の維持管理費用、固定資産税などの負担や
町内会やマンションの管理組合等、コミュニティに対する責任なども生じます。

一方で、賃貸は気楽です。
状況が変化すれば、引越しも比較的簡単です。

また住宅購入の頭金に相当する額が、金融資産として手元に残るため、
日々の生活にも余裕のある方が多い気がします。

ただし、賃貸の場合は、老後生活に入っても、家賃を払い続ける必要があり、
そこが大きなデメリットです。(相続する住宅などもない場合)

個人的には、FPとして、賃貸と購入のどちらのプランもサポートしています。

購入にご興味のある方には、購入後の負担や責任についても十分に理解して
もらった上で、購入プランの作成をお手伝いしています。

そのまま賃貸で過ごすことを選択された方には、その分、金融資産を多めに
確保することをご提案しています。

いずれも具体的なシミュレーションを実施して、数値の目安をご提示できます。

また、シミュレーションの結果、将来必要となる資金が不足しそうな場合は、
長期の視点による資産運用をご案内することもあります。

短期での金融取引は、賭け事の要素が強くなってしまいますが、
長期の視点では、投資理論や経験則からはリスクを大幅に下げられる方法がある
と考えられています。

もちろん、金融資産運用には、価格変動リスクなどを伴いますが、
住宅もリアルタイムで見られないだけで、価格が変動することは同じです。

住宅購入の場合は、震災リスクへの備え(地震保険や予備資金等による)も必須です。

今回、FP相談にあたり、FPごとのアドバイス方針、事例などを、
予め確認するのはよい考えです。

この掲示板を利用する他、お試しで「初回相談」を申込んでみるのもよいと思います。

下記2点が特に参考になりました。ありがとうございます。

>ただし、賃貸の場合は、老後生活に入っても、家賃を払い続ける必要があり、そこが大きなデメリットです。(相続する住宅などもない場合)
→私の両親が現在居住する一戸建て住宅については、今後何もトラブルがなければ相続する可能性が高いので、それも大きな考慮要素なのだと再認識しました。
ただ、両親からの相続が必須なライフプランを立ててしまうと、両親に依存する関係になってしまいかねないことから、もし可能ならば、相続ゼロを前提としたライフプランを立てたいです。

>そのまま賃貸で過ごすことを選択された方には、その分、金融資産を多めに確保することをご提案しています。
→まず①住宅購入か賃貸かを決めてから、②老後資金をどこまで確保すべきかを決めるという考え方、なるほどと思いました。
①と②は相互に関連してくるので、その優先順位というか、考える順序を整理できていなかったので。

2017.09.09


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