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FPの回答
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森本 直人((株)森本FP事務所)
東京都2015.09.25
ジャンボ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の毎月分配型は、運用しながら少しずつ取り崩したい、
という目的には合致していると思います。
例えば、リタイア後に、ある程度の積極運用をしながら、
蓄えたお金を少しずつ取り崩して、生活費等の足しにしたい、
といった目的で購入される方が多いです。
一方で、お書き頂いた通り、毎月分配型は、超長期複利運用には不向き
という意見も多いです。
毎月分配型は、分配金の「再投資コース」を選ぶこともできますが、
その場合も、課税対象の普通分配金には、源泉徴収があり、税金分が複利運用されない
との指摘です。
なので、毎月分配型「再投資コース」を選ぶ場合は、
将来的に分配金の「受取コース」への変更(*)を前提にして、
はじめてメリットが出ると思います。
*この変更ができるかどうかは、取引先の証券会社に要確認
「再投資コース」から「受取コース」への変更は、
リタイア後や収入減少後などのほか、目標とするリターンを十分にクリアして、
資金を少しずつリスクから解放させたいタイミングなどでも使えます。
既に受け取った分配金を、安全性資産にプールしておけば、その分は、
市場の暴落リスクから解放されるというわけです。
実際、リーマンショックの直後などは、「受取コース」の過去の分配金を足し上げた
トータルリターンが、「再投資コース」のトータルリターンを上回る状況もありました。
いずれにしても、毎月分配型は、複数の投資信託の組み合わせのひとつと
考えた方がよいかもしれません。
ほとんど分配金を出さない(含み益がたまる)投資信託を組み合わせで持っておけば、
最終的に全売却した時に、毎月分配型の売却損と損益通算できる可能性があります。
また、運用の途中で配分の見直し等により生じた投資信託の売却損は、
その年の普通分配金との損益通算ができます。(税金の話です)
投資信託は、それぞれ、長所、短所がありますので、各特性を十分に理解した上で、
組み合わせによる運用(ポートフォリオ運用)をご検討されてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の毎月分配型は、運用しながら少しずつ取り崩したい、
という目的には合致していると思います。
例えば、リタイア後に、ある程度の積極運用をしながら、
蓄えたお金を少しずつ取り崩して、生活費等の足しにしたい、
といった目的で購入される方が多いです。
一方で、お書き頂いた通り、毎月分配型は、超長期複利運用には不向き
という意見も多いです。
毎月分配型は、分配金の「再投資コース」を選ぶこともできますが、
その場合も、課税対象の普通分配金には、源泉徴収があり、税金分が複利運用されない
との指摘です。
なので、毎月分配型「再投資コース」を選ぶ場合は、
将来的に分配金の「受取コース」への変更(*)を前提にして、
はじめてメリットが出ると思います。
*この変更ができるかどうかは、取引先の証券会社に要確認
「再投資コース」から「受取コース」への変更は、
リタイア後や収入減少後などのほか、目標とするリターンを十分にクリアして、
資金を少しずつリスクから解放させたいタイミングなどでも使えます。
既に受け取った分配金を、安全性資産にプールしておけば、その分は、
市場の暴落リスクから解放されるというわけです。
実際、リーマンショックの直後などは、「受取コース」の過去の分配金を足し上げた
トータルリターンが、「再投資コース」のトータルリターンを上回る状況もありました。
いずれにしても、毎月分配型は、複数の投資信託の組み合わせのひとつと
考えた方がよいかもしれません。
ほとんど分配金を出さない(含み益がたまる)投資信託を組み合わせで持っておけば、
最終的に全売却した時に、毎月分配型の売却損と損益通算できる可能性があります。
また、運用の途中で配分の見直し等により生じた投資信託の売却損は、
その年の普通分配金との損益通算ができます。(税金の話です)
投資信託は、それぞれ、長所、短所がありますので、各特性を十分に理解した上で、
組み合わせによる運用(ポートフォリオ運用)をご検討されてみてはいかがでしょうか。
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