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FPの回答

  • 濱野哲生(浜野総合事務所)

    三重県

    2015.04.12

1 農地転用の目途はついているようですが、アパート経営の成否は1にも2にも立地条件にかかってきます。持家であれば、経済的な制約もあり、郊外の多少不便な所でも住む人は大勢いますが、借家であれば、通勤、通学、生活不便な山奥では、入居者は我慢しません。
2 賃貸住宅は、現在、供給過剰状態で、空室率の全国平均は約25%です。賃借人の買い手市場であり、不便なアパート、老朽化したアパートなどには目もくれません。
3 話を持ちかけたのが建築系の業者であれば、建築費で利潤をあげているので、入居率など考えていません。多分、30年一括借り上げの話でしょうが、これは30年間賃料が保証されるものではありません。大抵の場合、2年契約であり、空室が増えればもちろんのこと、満室であっても何かと理由を付けて2年ごとに賃料を値下げしてきます。これは当面の利回りを大きく見せるため、当初の賃料設定が高すぎるためです。更に、定期的なリフォームを要求してきます。オーナーが値下げやリフォームに応じなければ、契約解除されることもあります。要は、業者はオーナーに対しては賃借人の立場であり、現行法上、賃貸契約は賃借人に有利になっているということです。
4 アパート経営は、それほど儲かるものではありませんが、税制面でのメリットもありますので、どうしても建築したいのであれば、長野の農地を現地調査して、周辺に、病院、小中学校及びスーパー並びに工場・会社など若者の職場となるものがあるかどうかを確認したほうが良いでしょう。更に、周辺に賃貸住宅があれば、その入居状況なども参考にして検討するとよいでしょう。
5 先にも回答したとおり、先ずは、農業委員会に相談して、農地は農地のままで活用したほうが良いと考えます。
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