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FPの回答

  • 柴垣和哉(和歌山家づくりのお金相談センター)

    和歌山県

    2014.08.05

みかん様

住宅を購入するのか賃貸のままでいくのかは皆さん悩まれることです。
今後お子様が生まれた場合の教育費なども考えると不安になるのは当然ですね。
年収や家族構成はもちろん今後のライフプランは人それぞれですので、ご自身に合ったライフプランを考える事が大事かと思います。


さて、「こっち(東京)で家を買って、帰るときにローンが残っていても売ればいいと言われた」とのことですが、新築の場合は購入と同時に住宅価格が2割ほど下がり、以降は年々、住宅価値は下がっていきます。(物件、立地などにも違います。)
ですので、みかん様がお考えのように頭金を入れずに住宅ローンを組んでしまったり、住宅価値の低下をチェックしておかないと、売却しようとしても住宅ローンの残債が残ってしまうことがありますので、ご注意ください。
実際、住宅売却後に住宅ローンの残債を毎月返済し続けている方もいらっしゃいます。
売ることが前提なら、中古住宅も選択肢の一つとして考えられるのではないでしょうか。


「チラシに今払っている家賃くらいの月々支払いで済むと書かれている」とのことですが、これは不動産業者や金融機関などの売り手側がよく言う「決まり文句」です。
これは固定資産税を考慮していなかったり、金利が今後も低金利のまま続くことを前提にしている場合が多いのでしっかり確認する必要があると思います。

上記の事を踏まえた、一般的な住宅購入の際の資金計画のポイントとしては以下の事が挙げられます。

・頭金は住宅価格の3割を準備する。(1割は諸費用、2割は住宅価値低下のため)

・毎月返済額は年収の20%~25%以内に抑える。

・住宅ローンは60歳までに完済できるように組む。

・住宅ローン金利は全期間固定金利で借り入れする。

なお、みかん様の場合ですと、田舎に帰る時期や頭金によって変動金利で借り入れする選択肢も考える事ができます。


正直なところみかん様が住宅購入をするべきかどうかは難しいところです。

大事なのは、みかん様がどういった生活をしていきたいのか、その際にどういったことに気を付けるべきなのかを考えた上でご自身ができるだけお金の面で不安にならない選択をされるのがいいのではないでしょうか。


少しでも参考になれば幸いです。
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