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FPの回答
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中嶋よしふみ(中嶋よしふみ@保険を売らない普通のFP シェアーズカフェ )
東京都2014.05.26
出来るかどうか言えば出来ます。ただし家計の大幅な改善が必要です。
現在毎年の貯金は160万円ですから、そこまでなら支出が増えても耐えられます。
お子様がもう一人増えれば生活費と教育費で公立小学校でも年間100万円程度の支出です。
私立中学ならばざっくり計算すれば1年あたり一人で100万円台半ば位は必要です。これも生活費込みの数字です。
つまり、お子様二人が中学校に通う頃には年間で300万円が子育て費用で消えます。私立高も似たような額です。私立大学はもっとかかります。
都内でファミリータイプの住宅を買えば5000万円近くはするでしょう。今の家賃で金利2%、35年ローンで計算すると4000万円借りることが出来ます。十分な数字に見えますが、35年は長過ぎます。完済時期を旦那様が65歳までで計算すれば3400万、60歳までなら3000万しか借りられません。
現実的かつリスクを考えた期間は60歳までの完済でしょうから、24年です。24年のローンで手元にある程度資金を確保しつつ、都内に家を買おうとすれば4000万円程度は借入れが必要でしょう。この場合、毎月の返済額は17.5万となります。今より4.5万、年間で54万円の増加です。借入時に金利が上がっていればもっと負担は増えます。
両方を考慮すると今後希望の生活を送るには今の時点で毎年の貯金が今の2倍以上必要です。ご夫婦の収入アップが見込めるのであれば、将来の私立中進学はその時点で判断すれば良い、ということになります。
少なくとも今の家計の状況ではお子様がもう一人増えて住宅を買えば、大学まで公立コースでもギリギリの状態です(収入が横ばいと見積もれば)。
住宅購入時にどのように考えれば良いかは以下の連載も参考にして下さい。
8000万円の家、買えるけど買わない方が良い理由 |
日経DUAL http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2490
共働きなら6500万円の一軒家は買えるのか? | 日経DUAL
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2027
シェアーズカフェ・店長 中嶋よしふみ
日経マネー・日経DUAL・オールアバウト住宅ガイドで連載中。
現在毎年の貯金は160万円ですから、そこまでなら支出が増えても耐えられます。
お子様がもう一人増えれば生活費と教育費で公立小学校でも年間100万円程度の支出です。
私立中学ならばざっくり計算すれば1年あたり一人で100万円台半ば位は必要です。これも生活費込みの数字です。
つまり、お子様二人が中学校に通う頃には年間で300万円が子育て費用で消えます。私立高も似たような額です。私立大学はもっとかかります。
都内でファミリータイプの住宅を買えば5000万円近くはするでしょう。今の家賃で金利2%、35年ローンで計算すると4000万円借りることが出来ます。十分な数字に見えますが、35年は長過ぎます。完済時期を旦那様が65歳までで計算すれば3400万、60歳までなら3000万しか借りられません。
現実的かつリスクを考えた期間は60歳までの完済でしょうから、24年です。24年のローンで手元にある程度資金を確保しつつ、都内に家を買おうとすれば4000万円程度は借入れが必要でしょう。この場合、毎月の返済額は17.5万となります。今より4.5万、年間で54万円の増加です。借入時に金利が上がっていればもっと負担は増えます。
両方を考慮すると今後希望の生活を送るには今の時点で毎年の貯金が今の2倍以上必要です。ご夫婦の収入アップが見込めるのであれば、将来の私立中進学はその時点で判断すれば良い、ということになります。
少なくとも今の家計の状況ではお子様がもう一人増えて住宅を買えば、大学まで公立コースでもギリギリの状態です(収入が横ばいと見積もれば)。
住宅購入時にどのように考えれば良いかは以下の連載も参考にして下さい。
8000万円の家、買えるけど買わない方が良い理由 |
日経DUAL http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2490
共働きなら6500万円の一軒家は買えるのか? | 日経DUAL
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2027
シェアーズカフェ・店長 中嶋よしふみ
日経マネー・日経DUAL・オールアバウト住宅ガイドで連載中。
2014.05.26
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早速ご回答いただきましてありがとうございました。
DUALの記事はUPされるたびに熟読させていただいております。
数字を交えての的確なご指摘ありがとうございます。現状では先にお伝えしたプランを叶えるのは相当難しいことがよくよくわかりました。特に年間の収支で家計を考えることは目からうろこで大変参考になりました。二人目が生まれる前かつ住宅購入前にお話をうかがえてよかったです。ご回答いただきました内容を元に主人とよく話し合いながら今後を考えていきたいと思います。