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FPの回答

  • 勝桂子(こちらOK行政書士事務所)

    東京都

    2014.05.16

あいさん、こんにちは。
ご結婚後、地道に貯蓄され、キャッシュフローも自作されたとのこと。真面目に人生設計を考えていらっしゃる様子が伝わります。

現在の指針としては、不確定要素が多いので、まずご夫妻間で、戸建ての中古物件と二人のお子さま、どちらが優先なのかをじっくり話し合われたらよいのではないかと思います。
こどもが最優先となったとして。なかなか妊娠できなければ、不妊治療までするのか否か(不妊治療では精神的にも経済的にもかなりの打撃を受けるといいます)。

お子さまを授かり、もしも人一倍なにかの特性に優れている、と言われたら?
演奏家やスポーツ選手として育てるなら、一般的な養育費ではとても賄いきれません。
というわけで、お子さまを授かった場合の「余剰」は、多目に見積もる必要があると思います。

私からのご提案は、
・ご主人のお勤めが安定されるまでは、持ち家より子づくりを優先。
・お子さまを授かった時点で、持ち家のことを具体的に考え始める。そのための試算は、いまからしておいてさしつかえない。

試算なさるときは、①お子さまを計画通りお2人授かった場合、②お1人だけ授かった場合、③残念ながら授からなかった場合 に分けてみましょう。
お子さまに恵まれたときは、それだけで様々な希望が沸くでしょう。持ち家のことはその時点で頭金をどのくらい出せるかによって、何年後に着手するか決まってくると思います。
注意すべきは③の場合。養育にかけるはずだった余剰のお金で何をエンジョイするのか。この点をご夫妻で十二分に話し合っていただくことが重要と感じます。たとえば、前の先生もおっしゃっていた趣味の部分を拡張できますね。
いっぽう子育て中は往々にして、自分のための時間などそっちのけになってしまうもの。そのために疲弊して、夫婦感情が冷めてしまったりしたら元も子もありません。家族旅行や全員で取り組める趣味のための費用も十分に考えておくべきです。

ほかに、ご両親の介護で思わぬ出費になることもありえますし、逆にご相続があって資金が入るなど、人生は予想外のことだらけです。
お金の使いようを考えていく際にもっとも外してならないのは、どう転んでも「大丈夫!」と思えることです。
計画通りにいかなかった場合でも、楽しめるプランであること。これが何より大事と考えます。
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