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FPの回答

  • 濱野哲生(浜野総合事務所)

    三重県

    2014.04.12

1 住宅ローン控除については、減税よりも繰り上げ返済による金利節減のほうが圧倒的に有利です。H20の住宅ローン控除制度では、年末残高2000万円を超える部分は減税対象になりませんし、減税額はH26からは年末残高の0.5%(10万円限度)になりますので、現ローンの金利と比較し更に複数年度で考えると繰り上げ返済のほうが圧倒的に有利です。
2 団信保証を期待するのは無理というものです。71歳の父上の平均余命は13.5年で、80歳までに死亡する確率は約16%に過ぎません。ほぼ間違いなく80歳以上まで生存されます。
3 現在のローンを継続している場合に、10年後父上81歳で他界されたなら、質問者一人で年間115.2万円を返済し続けることは不可能です。高齢の母上や姉妹とはいえ他家の嫁などあてにはなりません。
 この時点でのローン残高は、銀行・フラット合計1819万円となります。一括返済するには、貯金を今より更に上積みしておく必要があります。変動金利の上昇があれば更にリスクは高まります。
4 質問者父子が、自営業者で運転資金の融資を受ける必要があるのなら繰り上げ返済しないのも選択肢の一つですが、父上が年金生活者、質問者が給与生活者であるのなら、間違いなく繰り上げ返済すべきです。600万円の配分については、金利リスク対策として変動分を減らすことと収入リスク対策としてローン残高を減らすことの双方を考慮して、銀行・フラットそれぞれに300万円を充当するのが良いでしょう。ちなみに、この場合には10年後のローン残高は1040万円となります。
5 繰り上げ返済にあたっては、年間返済額はそのままで返済期間短縮を選択してください。父上100歳、質問者69歳までのローンは異常です。リレーローンであっても、せめて質問者が65歳になるまでに完済できるようにご検討下さい。
詳しく教えて下さって参考になりました。
今後のことを考えつつもう一度考えてみようと思います。

ここまで返信を書いてくれた方はいなかったので、質問してみてよかったです。
貯金もしつつ、やはり残高を減らすこと考えて繰り上げ返済しようと思います。
ありがとうございました。

2014.04.19


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