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FPの回答

  • 中村 諭(住宅ローンソムリエ(R))

    千葉県

    2013.03.31

チューリップさん
はじめまして。
千葉県のFP、中村諭です。

小さなお子様もいる中、今後の収入も不安ですし、住宅ローンもまだ沢山残っているし、心配ごとが絶えないですよね。

でも、大丈夫。(一旦、気持ちを落ち着けましょう)
マンションは借金が残る状態でも売ることは可能です。
なので、まずは、正しく現状把握する事から始めましょう。

借金は「住宅ローン3200万円」と「銀行からの事業用700万円」と書いていますが、
その他に、ご主人様の事業で、アルバイトや社員、外注費などの人件費の未払いはありませんか?
仕入が発生する事業であれば、購入費の未払い等もどうでしょうか?
このような「未払い金」があれば、これらも負債になりますので、確認が必要です。

また、税金の未払いはありませんか?
税金も含めて、全部、正確に把握しましょう。
特に税金は、自己破産しても支払いを免除してくれませんからね。


次に生命保険も含めて、ご夫妻にどれだけの資産があるかも、正確に把握しましょう。

そして、現在のマンションです。
住宅ローンはあと何年残っているのでしょうか?
もし、まだ30年程度残っているのだとしたら、そもそも、無理な買い物だったのかも知れません。
早いうちに、一旦リセットするのは良いことかもしれませんよ。


チューリップさんは、同じ千葉県ですし、
もし良ければ、ご相談にお越しください。
(弊社のHPは【住宅ローンソムリエ】で検索ください)

ただ、私一人では解決できない問題もたくさんありますので、その際は、各種専門家と一緒に
できるだけ良い解決策を考えたいと思います。

チューリップさん
私の回答が不十分で「不安・不信」な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。

まず、私ですが、中小企業の財務責任者を15年担当しております。
これは、現在も継続中ですが、複数の企業の決算書を作成し、金融機関との融資交渉等も行っております。
金融機関との交渉には、財務分析ができなければなりませんので、その意味では特殊なFPかも知れません。

また、専門分野を住宅ローンとしていますので、次の方の支援をしております。
・これから家を買う人(住宅ローンを検討する人)
・住宅ローンを組んでいる人(住宅ローンを見直したい人)
・住宅ローンの返済が苦しい人(住宅ローンを見直したい人、手放すことも考えなければならない人)


さて、毎月毎月、多くの企業が倒産しています。
この企業の多くは、不動産を銀行の担保に提供しています。
そして、不動産の時価よりも多くの借金を抱えています。

これらの企業も、借金の方が不動産の時価よりも大きいので、借金を継続したままでしょうか。
銀行は根気よく、債務者がなんらかの対策を取るまで、根気よく待ってくれるのでしょうか?
現実には、借金が残ってでも、売却し、銀行は融資資金を回収します。

住宅ローンだけが、特別でしょうか?
本当に、売却しても借金が残ると、銀行は売らせてくれないのでしょうか?

教科書的にはそうですね。
「借金が残るから売れない」と考えてしまいますよね。


でも当然、普通には売れません。
銀行等の債権者との地道な交渉が必要です。
返済すべき債務の優先順位も必要です。
(なので、税金の滞納は無いですか?とお尋ねしました。)
もちろん、実務には法的な裏付けも必要です。

だからこそ、この実務を実行するに、
その道の専門家(弁護士、司法書士、不動産仲介業など)の協力が必要なのです。

また、ご相談の情報だけでは簡単に判断できないのも、債務整理だと思っています。
・住宅の売却を優先すべきか?
・住宅ローンは残したまま、他の債務だけを整理すべきか?
・ご相談者は何が本当の望みなのか?
・自己破産しか選択肢はないのか?
・など、、、
もっともっと、お話しを伺ってから考えるべきではないか?

もし、このまま住宅ローンを残して、60歳以降の生活が苦しくて、
20年後に、住宅ローンの返済で苦労する可能性があるのなら、
これから20年、銀行に支払う金利はムダ金になるのではないか?
(元金部分の返済は、債務を減らしますので良しとしても)
(住宅ローンの返済猶予を受けるということは、借金が老後に廻すということです。)


また、基本的に住宅ローンは自分や家族が住む為のローンです。
現在借りている銀行が見ないふりをしてくれれば良いですが、

他人に貸して収益がある場合は、
「住宅ローンは一括返済してください。」
「その為の資金は、どこか他銀行から事業用融資を受けてもらって下さい。」
その様に通達されても仕方のない事です。


以上、参考となれば嬉しいです。
チューリップさんが、心から信頼できる専門家に相談して下さい。
もちろん、私でなくて構いません。
選択肢はまだあります。
頑張って下さい。

中村 諭(CFP認定者)

2013.04.04


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