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FPの回答

  • 長嶺(ナガミネ)(「頼れるFP」の生命保険見直し比較サイト)

    神奈川県

    2010.02.17

保険について迷い出すとどんどん迷路に入ってしまいます。しかし、簡単に考えれば案外シンプルなものです。

まず「保険」を選ぶ際に「2つの方法」があることをご理解いただいたら宜しいと思います。1つは必要保障額に基づいて保障を準備しようとすると、どれだけの保障が必要になって、そのために支払うコスト(保険料)は○○円なるというもので、いわゆる「保障重視型」というもので、この手法は多くのFPさんが用いていると思います。

もう1つは私が専ら用いる手法ですが、「保険料重視型」というものです。こちらのものは「我が家の現状の生活から考えたときに生命保険に回せる(支払える)保険料は月々○○円程度だから、それで加入するとしたら、どのような保険プランが提案できるか」というものです。

もう少し分かりやすくご説明しますと、家を立てるときのことを想像していただきたいのですが、満足度を高めようとすると建築費が増すことになりますが、あらかじめ、限られた予算は、これだけなので「この予算で家を建てようとすると、どのような家が建つか」ということと同じです。

しかし、家を建てる場合と保険に加入する場合とでは決定的な違いがあるのですが、お分かりですか?家を建てる場合は結果として目に見える形となって毎日快適な住空間を満喫することができますが、それに対して、保険の場合は「万一のこと」が起こらなければ保険に加入したことによる利益を得ることはないという点の違いです。

その点だけを切り取って考えたときは、あるFPの方が提唱される「保険不要論」は「正しい」と言えると思います。しかし、未来のことは誰も予見できませんので、やはり「保険はある程度必要だ」と思います。

その「ある程度」というものが、個々人が置かれた家庭環境による責任の重さの違いなのだと思います。そして、そのことが、生命保険のもつ特殊性のために(他の商品には決して見られないために)一括りにして論じることもできなければ求めるものの答えとしても「1つ」ではないのだと思います。

ここで私が申し上げたいことは、世の中の事象のすべては変化するものですので現時点において満足が得られたとしても、それは将来にわたって続くものではありませんので「満足な保障」を求めるよりも少しくらいは不満が残ったとしても、そのようなことで一喜一憂するのではなく「その時は、その時だ」というくらいに“覚悟”を決めることで保険に対する依存度を少し下げても宜しいのではないでしょうか。

なぜならば、保険で利益するための絶対条件である「万一のこと」が起こることは不確実である上に(大きな保障が約束されている保険期間内に)「万一のこと」が起こる可能性はきわめて低いためです。そのような点を考慮していただいた上で最終的なご判断いただければ宜しいと思います。参考程度のご提案ならばお手伝いできるかもしれませんので、その場合は、お問い合せいただければと思います。

保険の考え方が分からなくなっていたので、あまり頼りすぎるのもそしてまったく頼らないのもだめですね。
長崎に2つ行けそうなところを見つけたので、勇気をだして行ってみたいと思います。ありがとうございました。
また道に迷ったらこちらにくるかもしれません。よろしくお願いします。

2010.02.18


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