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FPの回答

  • 中嶋よしふみ(中嶋よしふみ@保険を売らない普通のFP シェアーズカフェ )

    東京都

    2012.06.25

まず、過大なローンかというと、明らかに過大です。

住宅ローンは定年前に終わる範囲で固定金利で借りる、というのは最低限のリスク管理です。それを両方逸脱していますので、事前の相談であれば無謀ですよとアドバイスしていました。
定年から年金受給の空白期間が現状でも5年間もある事を考えると、このプランは完全にアウトです。

現状で問題の無い範囲でローンを組むならば、期間20年・返済比率20%(月10万円の返済)・ボーナス返済無し・2%の全期間固定で借りた場合、借入可能額は2000万円丁度位になります。これに援助額も合わせると、予算の上限は2700万円となりますので、上限を1300万も上回っています。

20%というのはあくまで目安ですが、管理費などの各種費用や今後の収入が減るリスク、お子様が生まれた場合の教育費なども考えると、この程度(20~25%程度)に抑えるのが目安になります。

違約金の件が無ければ、もしくはもっと小額ならばすぐに解除を、と言いたい所ですが、405万は厳しいですね。。
今回の借入は販売業者の提携ローンではありませんか?
37歳の方が35年ローンを組もうとすれば、銀行の方であれば何かしら言ってくれそうなものですが・・・。

キャンセルしないならば、すぐに固定に借り換え+奥様は仕事を辞めずガンガン繰り上げ返済をする、という以外に選択肢はありません。可能ならば贈与はすぐに受けた方が良いです。

今後お子様が欲しいと考えていて、ご自身の収入や雇用の安定度に不安がある、退職金も不透明である、奥様も働けない、という事ならばキャンセルした方が良いかもしれません。今後昇給すれば問題なく返せるかもしれませんが、家計が破綻するより405万円を失う方が100万倍マシです。

判断としては非常に難しいですが、楽観できるような状況では全く無い事は確かです。

参考に以下の記事もご覧下さい。

住宅購入の予算はチキンレースか?
http://agora-web.jp/archives/1449895.html

住宅購入における予算の決め方 その1
http://agora-web.jp/archives/1467023.html

シェアーズカフェ・店長 中嶋よしふみ
http://sharescafe.com/
心配になられたのは自分の記事がきっかけだったんですね。

上の回答で書きましたとおり、奥様の就業やお子様の有無など、家庭により支出の構造は大きく異なります。
20%の返済負担率というのはあくまで目安に過ぎません。

dpasさんの返済にどれ位のリスクがあるのかどうかは、そういった個別事情をもとに収支を計算しなければいけませんが、こちらの掲示板ではこれ以上細かいやり取りはできません。

当店では事前にヒヤリングをしっかり行った上で、お客様ごとに最適化したレッスンと適切なアドバイスを行っています。
7月末までに判断しなければいけないとの事ですが、まだ予約に空きもありますので、来店もご検討くださればと思います。

もっと早く記事に書いてあるような事を考慮していれば、と後悔されているかもしれませんが、今後契約をするにしても破棄するにしても、金利や借り入れ期間はリスクを考慮して考えなければいけない、と気付いただけでも意味があるかと思います。10年後・20年後になって、何も対策を打てない状態でリスクに気付いても後の祭りです。

記事をきっかけにお考えが変わったとの事ですから、これからが勉強するチャンスかと思います。

シェアーズカフェ・店長 中嶋よしふみ
http://sharescafe.com/

2012.06.27


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