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FPの回答

  • 中嶋よしふみ(中嶋よしふみ@保険を売らない普通のFP シェアーズカフェ )

    東京都

    2012.06.03

ハウスメーカーが提案したプランは全く現実的ではありません。
10年後には破綻していますので完全にアウトです。(そういった無理なプランを提案するのはお客様の収入なら5000万の審査にも通るからです)
今後は一切取引も辞めた方が良いでしょう。

理由は、変動金利で計算している事と72歳まで返済が続く事です。

将来金利が3%とか4%に上がれば、返済額は一気に増えます。大雑把に言うと、1%の上昇で返済残高×1%÷12の額が1ヶ月あたり負担上昇額です。例えば4000万円残っている時に1%上昇すれば3.3万円位の返済額アップです(実際には返済額に占める利息の割合が増えて、元本が減らない)。この計算を知れば2%・3%上がった時にどうなるか、恐ろしいと思いませんか?こういった部分まで説明していないのならFP目線で言うと詐欺に近いです。

返済が終わる時期も定年前にすべきです。
老後資金もためることを考えると、お客様のプランニングとしては20年が限度です。
今の家賃を前提にするなら、管理費等も考えれば、返済額は9万円以下で決めるべきでしょう。

9万円の全期間2%固定、20年間の返済、ボーナス無しならば、借り入れ可能額は1800万円程度です。これに頭金を足した額を「上限」として考えるべきでしょう。今貯めている住宅購入用の貯金は将来は子供の教育費で消えていきますので、家賃+住宅購入用積み立て額を毎月の返済の上限とは考えないで下さい。

収入を考えると明らかに予算は低いですが、お子様とお客様の年齢とリスクも考慮するとこの位になります。もっと高い家を買ってもそれはお客様の自由ですが、高い家を買うほどリスクが高まります。

奥様の復帰状況によって違いますが、今は住宅用資金をためて、復帰できるかどうかが明確になってから買うというのが正しい判断かと思われます。というわけでしばらくハウスメーカーとは距離を置きましょう。

予算の決め方は以下の記事も参考にして下さい。
持ち家の予算はチキンレースか?

あとはノムコムというサイトの返済シミュレーションは無料で非常に優秀なのでお勧めです。
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