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  • 岩橋栄子(ファイナンシャルプランナー 岩橋 栄子)

    東京都

    2011.09.21

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの岩橋と申します。

小学校4年生で50万円、小学校5年生で80万円、小学校6年生で100万円、これは一体何でしょう。これは、中学受験が一般化している為に親がせっせと支払う子どもの塾代です。
それ以外に、小学校から高校(高校授業料無償化を含まず)までの給食費を含む年間教育費は、平成20年度文部科学省調査によると、公立、私立の順で単位万円
小学校 31 140
中学校 49 124
高校  52 99

大学入学以降卒業までは、
国立 320
私立文系 554
私立理系 692
私立医学 4373
私立歯学 5419
専門学校 229
となっています。

ここに紹介した費用は、あくまでも平均で、しかも授業料以外のその他の費用に関しては、各家庭の方針によって費用がまったくちがい、塾に行っていない子どもが小学校や高校で半数以上含まれていますが、教育資金の積み立てはmomokoさんの場合、高校卒業までに、1人約450万円と教育資金額を把握することが出来そうです。

仮に3歳違いの兄弟であれば、入学金や受験にかかる費用が一時的に重なる場合があることに注意が必要です。

受験には、受験料の他、宿泊費、交通費、すべり止め納付金などその他の費用がかかりますが、およその受験費用は、以下の通りです。
中学受験:1校あたり2万~3万円。その他、制服代も。
高校受験:10万円位
大学受験:20万円位。すべり止めの学校に払う納付金は、約30万円。

具体的に資金計画に落とすと、高校3年生までに450万円かかるので、子どもが5歳の時から教育費だけで年間37.5万円(450÷12)の積み立てが必要です。教育費の負担は住宅ローン返済と時期が重なるので、車の買い替えなど大きな出費となるイベントは時期を調整したほうがよさそうです。

外国の学生は、子ども自身で奨学金を受けているのが一般的なようなので、日本学生支援機構を参照に進学先だけでなく教育費をも子どもと話し合うことが大切ではないかと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、ご質問の
もし3000万を頭金とした場合、主人が60歳までのローンでいくらの
住宅が購入できるのでしょうか?小さくても一軒家を希望してます。(中古可)
→ 支出項目としては、基本生活費、住宅関連費、教育関連費、マイカー関連費、保険関連費、その他家族旅行などのレジャー費用です。そして、年間75万円の教育費積み立てが発生します。可処分所得から支出合計額や1年間の貯蓄額、積み立て金を引いた残りの一部をローン返済額とした場合、そのローンを60歳まで返済した時の元金部分プラス頭金の合計額が住宅購入価格となります。その他、物件以外に諸費用がかかります。

将来の予定などを考えた場合、住宅を購入するか、子供の教育費に3000万を使うかどちらが日常の生活に余裕がでるでしょうか?
→ 10年以内にまた海外へ出る予定があるのであれば、賃貸住宅も選択肢にいれても良いのではないでしょうか。教育費は、経常的に発生します。

日本での年収の場合、月いくら貯金を目指すべきでしょうか?
→ まずは、数字を可視化してキャッシュフロー表に落とし込んでみてはいかがでしょうか。

以上ご参考になれば幸いです。

岩橋 栄子
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