FPの回答へコメント

FPの回答

  • 鈴木(家計のサポートセンター)

    静岡県

    2011.08.12

ご質問者様

生命保険は、あくまでリスク回避をする手段の一つであり、リスクはご家庭
それぞれの事情で変わります。

まずは、「何のために保険に入るのか」という目的を今一度ご夫婦の中で
確認されることをお勧めいたします。

目的の薄いまま保険商品だけ見ていると、知らないうちに保険を選ぶこと、
保険を比べることが目的になってしまい、迷宮に陥りがちです。


ご質問者さまの状況をメールで確認させていただく中では、

・お子様がいらっしゃらないことで教育費などの高額な保障ニーズは低い
・住宅ローンの団信に加入されていることで住宅費のリスクもカバーされている
・奥様もお仕事をされており、定年まで働ける環境を確保できそう

という点で高額な保障は優先順位は低いのではないでしょうか。


一方、

・奥様の収入もローンの返済や生活費に組み込まれている(のではないか)
・奥様万一のときにローンの団信が適用になっているのか
・奥様万一のときは遺族年金などは受け取れない

という点では、奥様の万一のリスクのほうが大きい可能性があります。


また、ずっと将来、高齢になったとき

・お子様がいらっしゃらないため、介護や病気になったときの備えが
 通常より多く必要であること
・ご夫婦のどちらかが先立たれた後、一人で暮らさなければならない

という点では、「長生きに対するリスク」が大きいのではないかと
考えられます。


生命保険、特に終身保険での資産形成は、

・一生涯の保証を確保できること
・解約返戻金の活用も考えられること

が大きな魅力です。

つまり、長生きリスクに備えたいと考えるのであれば、銀行などに
積み立てをするよりもはるかに有意義です。

たとえば、銀行に500万円を積み立てておくと500万円にしかなりませんが
終身保険に500万円積み立てておくのであれば700~800万円ほどの保障
となって帰ってきます。


これについては、メットライフアリコの低解約返戻金型終身保険、
インフレリスクに強いUSドル建て終身保険などを無理のない範囲で
ご加入いただくのがいいと思われます。


ご夫婦の長生きリスクに対して、保険でまかなわないという方針でしたら、
定年までの期間、掛け捨てで定期保険(リスク細分型)か収入保障保険に
ご加入になるのがいいでしょう。


医療保険は、別枠で終身医療保険F4か生活習慣病保険(終身)あたりに
ご加入になるのがいいのではないかと思います。


実は、私も昔アリコに在籍していたこともあり、アリコの商品はよく知っている
つもりです。


すべてがNO1ではありませんが、バランスもよく、いい保険も多いですよ。

アリコに入ると、保険料を多くもらうことを教育で叩き込まれるので、
返戻率を強くアピールした提案になりがちですが、ご質問者様のニーズに
即したものなら悪いものではありません。

ニーズに合わなければ、断るべきです。


今一度、保険に何を求めるのか、ずっと将来、ご夫婦が年を取って亡くなるまで
どんなことが必要になるのかをじっくり考えてみてください。


保険に入る「目的」が最も重要です。
+ 全文を見る

返答を書く

回答の内容に質問者から返答を書く事ができます。
お礼や、追加の質問を書きましょう。

質問したときのパスワード[必須]

コメント内容[必須]