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FPの回答

  • 伊藤 俊輔(京極・出町FP相談)

    京都府

    2011.01.31


N子さま。京都の伊藤と申します。
30年以上先のことをきちんと考えておられる人は少ないです。すごいです。応援しています。

確定拠出年金(401k)個人型の主な優位点は、拠出金が全額所得控除、受け取るときは公的年金等控除が適用されるということです。心配されている手数料の件は、全額所得控除で相殺されてお釣りが出てくると言って良いと思います。なお、検討される際には、金融機関によって各種手数料に違いがあることもぜひ確認いただきたいです。

個人的には、現在の低金利のなか保険会社の個人年金保険にはあまり魅力を感じられません。書いておられるとおり、手数料も開示されていませんので・・・。

また、将来(リタイア後)に向けた資金準備を ”普段の貯蓄(普通預金や定期預金)” と同じ種類の仕組みで準備することはお勧めしにくいです。個人年金保険・財形年金および将来の収入の基礎となる公的年金と、普通預金・定期預金はほぼ同じ日本国債での運用が中心です。

25年以上も先のために自身で準備する資金については、積立投資の考え方をぜひ知っていただきたいです。将来のための積み立てにあたって、最優先になる仕組みは確定拠出年金(401k)個人型であると思っています。積立投資についての詳しい内容を本文で書くのはなかなか難しいのでご容赦いただければと思います。申し訳ありません。

不安が少しでも柔らぐことを願っています。失礼します。


他の先生方へのコメントを拝見していますとN子さんはそれなりにお詳しいように感じましたので、あえて専門用語をそのまま使ってお答えしたいと思います。

元本確保型商品・インデックスファンド・アクティブファンドの違いは、信託報酬等を含めたコストもきちんと把握したうえで選んでいただければ大丈夫です。何が良いとか悪いとかの正解はありません。

ご自身では掴みきれなかった選択肢を案内し、判断されるにあたって必要な情報を提供するのがFPだと思っています。今回のやり取りがお役に立てましたら幸いです。

ちなみに当然ながら私もそのバナーの仕組みを利用しています。1番ではないかもしれませんが総合的に判断し選択しました。失礼します。

2011.01.31


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