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FPの回答
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真野(投資の学び舎)
東京都2010.12.10
何時ものように、大雑把な話です。
所謂「マイホーム」に該当すれば(事業用資産でないと言う意味です)、税法上、その譲渡損失につき、
①ローン残高のあるマイホームの譲渡損失(買換がその要件でないと言う意味です)、あるいは
②マイホームの買換時の譲渡損失、の規定があります。
詳しくは、国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp/taxanswer/joto/jouto.htm
ここの分類コード3370及び3390が当たると思います。
要は、条件付ですが、売却損を給与所得から控除でき、その分給与所得に対する所得税が低減するということです。1年分の給与で足りない分は、3年分まで繰り越して控除可能です。通常は、確定申告による税の還付となります。
まだ、賃貸に出されていないようですし、当該物件は、マイホーム要件に該当すると思いますが、詳細は適宜ご確認下さい。経験的には、相応の不動産業者或いは金融機関に相談すれば、相応の回答をするか、専門家を紹介すると思います。
先ずは、以上を念頭に入れられるべきかと思います。
その後の検討に当たっては、
①何年後かのご両親の居住については、予見から排除されたほうがいいかと思います。相当不確定なお話かと思うからです;
②現在保有マンションについては、純粋に事業用として借入金と賃料収入、必要経費と今後の物件価格の動向を勘案することが必要だと思います。事業となりますと、建物部分の減価償却費、ローン金利及びその他諸経費は損金計上でき、賃料との差し引きがマイナスならば、給与所得と通算し、いわば、ある種節税にはなります。それもこれも、物件価格が将来的にどうなるかにより総合収支は大きく変わることは言うまでもありません。
③新購入される場合のローンは期間をなるべく余裕を持って設定されるほうがいいかと思います。余裕が出来たら繰り上げ返済されればいいと思います。手元資金は少し余裕があるほうが、いろいろな意味で快適なように思っています。
所謂「マイホーム」に該当すれば(事業用資産でないと言う意味です)、税法上、その譲渡損失につき、
①ローン残高のあるマイホームの譲渡損失(買換がその要件でないと言う意味です)、あるいは
②マイホームの買換時の譲渡損失、の規定があります。
詳しくは、国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp/taxanswer/joto/jouto.htm
ここの分類コード3370及び3390が当たると思います。
要は、条件付ですが、売却損を給与所得から控除でき、その分給与所得に対する所得税が低減するということです。1年分の給与で足りない分は、3年分まで繰り越して控除可能です。通常は、確定申告による税の還付となります。
まだ、賃貸に出されていないようですし、当該物件は、マイホーム要件に該当すると思いますが、詳細は適宜ご確認下さい。経験的には、相応の不動産業者或いは金融機関に相談すれば、相応の回答をするか、専門家を紹介すると思います。
先ずは、以上を念頭に入れられるべきかと思います。
その後の検討に当たっては、
①何年後かのご両親の居住については、予見から排除されたほうがいいかと思います。相当不確定なお話かと思うからです;
②現在保有マンションについては、純粋に事業用として借入金と賃料収入、必要経費と今後の物件価格の動向を勘案することが必要だと思います。事業となりますと、建物部分の減価償却費、ローン金利及びその他諸経費は損金計上でき、賃料との差し引きがマイナスならば、給与所得と通算し、いわば、ある種節税にはなります。それもこれも、物件価格が将来的にどうなるかにより総合収支は大きく変わることは言うまでもありません。
③新購入される場合のローンは期間をなるべく余裕を持って設定されるほうがいいかと思います。余裕が出来たら繰り上げ返済されればいいと思います。手元資金は少し余裕があるほうが、いろいろな意味で快適なように思っています。
2010.12.10
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現在所有しているマンションを、事業用の資産と考え、収支や必要経費、原価償却を検討するという発想は不勉強で全くしていませんでした。ご教示ありがとうございます。
逆に考えると、転勤のために一時利用していなかったマンションを現在売却すれば売却損の給与所得控除に該当する可能性が高いが、もし今後賃貸を行った後で売却するとなると、そのとき売却損の控除制度が存在していても、事業用資産として取り扱われ、給与所得控除できない可能性が高いわけですね。マンション業者からは、賃貸の薦めはあったのですが、この辺りの情報がありませんでした。高額のローンとなりますので、もう少し良く勉強すべきですね。
また、ローン期間を長めに設定して、余裕を持って生活し、繰上げ返済を活用するというお話も大切なポイントですね。どうもありがとうございました。