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FPの回答

  • 赤松 祐(あかまつたすくFP事務所)

    熊本県

    2010.12.02

こんにちわ。
皆さんのお答えは比較的「解約」して生活費を捻出・ゆとりのある生活資金に…の方向が大筋です。

「無選択型終身保険」であれば、払込期間が15年~16年以上になる場合には保険金額よりも多く支払う事になりますので、極論は契約から10年以内程度に亡くなる可能性が高いのであれば「有り」かなとも思いますが、こればかりは誰にも分かりませんし、子としては1年でも長生きして欲しいものですよね。

私も基本的には「その分積み立てた方が良い」と考えます。


ただ、差しでがましいかもしれませんが、こういう考え方もあるという事を申させて戴きます。

きっかけはどうであれ、お父様は年齢も重ねて来てご自分の持病もあり、最終的にご自身で決断されて加入されたのではないしょうか?

「保険の事はわからず、とりあえず生命保険に入っておけ」程度で加入という事ですが、
ギリギリの生活であるのにも関わらず払い続けている訳です。
そこには何かしらお父様の「大切な気持ち」があるのではないでしょうか?

損害保険はモノに対する保険、生命保険はヒトに対する保険ですが、
ヒトとは命です。命に対して保険を掛ける…

生命保険は愛情とも言えます。家族を愛していなければ保険には加入しません。
愛しているからこそ保険に加入するのです。
「大切な人の為に、自分の命を掛けて何かを残したい」という尊い気持ちがこもっているのです。

もしかしたら、
お父様は持病を考え、ご自身が長くは生きないであろうと考えて何かを残してあげたい…と思っている
のではないでしょうか?

とかく損得だけで考えてしまいがちな面が昨今はありますが、必ずしもそれだけでもないことがあるという事も
また真実です。

お父様、またお母様も含め、
単純に損だから解約するというお話をされるのではなく、

「葬儀代は自分たちが準備しているから心配する必要は無い」
(お子様からのお父様への愛情)

「その分、親父たちも少しは楽しめ!」

「もし、自分たちや母さんの事を考えてくれてるなら、今の保険だと払う金額の方が多いから、1万円とか1万5千円程度で積み立てをしてくれ!」
(お父様の愛情を汲んであげて下さい)

「もちろん、親父の金だから必要な時には使っていいんだよ」

「もし、入院とかする事があったら、その分を有難く使わせて貰うから」

というようなやり取りをされてみては如何でしょうか?

なお、単純に解約をしてしまうと、今までのお父様のお気持ちを汲む事も出来ませんので、
先にどなたか先生がおっしゃられている

「払済:(保険期間【=終身】を変えずに解約返戻金で買える範囲に減額した支払い済みとなる終身保険)」

あるいは、

「延長定期:(保険金額【=500万円のまま】を変えずに解約返戻金で買える範囲で今後の期間を区切った支払い済みとなる定期保険)」

に変更された方が良いとは思われます。

さすればお父様のお気持ちは継続出来ます。

また、共済をお薦めされる先生もおられましたが、共済で無選択型に該当する健康状態(詳しい程度は当然分かりませんが)の方は限りなく100%に近く加入出来ないでしょう。
告知義務違反でもすれば可能ですが、もし、継続して通院やお薬を服薬(心臓だとワーファリンなど?)していると確実に告知が必要ですので…

無選択型とは、通院や薬は飲んでるけど入院や手術は必要ない…とされている状況で加入出来る保険種類ですので…。

親子それぞれの「お気持ち」を大切にされる方向が宜しいかと存じます。
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