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FPの回答

  • 水野(住まいと保険と資産管理 神奈川川崎支部(面談場所は川崎駅前、水道橋駅前から選択ができます))

    神奈川県

    2010.10.30

まず住宅ローンの損得は単純に金利だけで考えるのではなく、
それ以外のコストも含めて考えるべきです。
ローンの3大コストは「①金利」「②保証料」「③団体信用生命保険料」です。

maoさまのお話を伺うと③はおそらくA銀行もB銀行も金利に含まれているのでしょうから、
①と②を勘案して検討するのが宜しいかと存じます。

次に保証料は一般的には一括で支払方法と、
分割払い(ローン金利に金利を上乗せ)にする方法がございます。

同じ銀行であれば一括と分割とどちらがよいかというのは、
今後の完済計画などによりますが、
繰上返済をせずに35年間で完済する場合においての費用負担のみで比べると、
圧倒的に一括で支払った方が安くなります。

上記を踏まえたうえでご質問にお答えすると、
A銀行では保証料を一括で支払うと約120万円ですが、
分割払いで金利上乗せをする選択肢もあるかと存じます。
その場合には一括で120万円であれば、金利上乗せは 0.2%上乗せかと存じます。

次にB銀行ですが、金利上乗せ0.3%だけございますが、
こちらの銀行は一括払いはございませんか?
もし一括払いが可能な場合にはA銀行の120万円よりは多いかと存じます。
おそらく180万円くらいでしょうか。

それではパターン事に比較してみます

☆A銀行もB銀行も一括払いも分割払いもある場合
  分割払い同士で比較するか、一括払い同士で比較するかを判断します。
  ※判断基準は上記に記載しております
  その上で比べるとB銀行の方が支払額が少なくなります。
  理由は分割払いの場合で説明をすると理解しやすいですが、
  分割払いの場合には保証料が金利上乗せですので、金利だけで比べれば良いという事になります。
  A銀行 1.175%(0.975% 0.2%) > B銀行1.125%(0.825% 0.3%)
となるからです。
  変動金利の今後の金利上昇は比較には関係ございません。
  何故なら変動金利が上がる時には原則A銀行もB銀行も同じ利率が上がるからです。


☆B銀行では一括払いができずに、
  A銀行は一括払い120万円と、B銀行上乗せ0.3%で比較する場合

  前述の通り比較するうえでは今後の金利上昇は関係ございませんので、
  金利が今後変わらないと仮定すると、
  A銀行の総費用 = 35年間総利息(0.975%)約1,084万円 保証料一括120万 = 約1204万円・・・①
  B銀行の総費用 = 35年間総利息(0.825% 0.3%=1.125%) = 約1261万円・・・②

① < ② よってA銀行の方が住宅の金利と保証料だけで比較するとメリットがあるかもしれません。
  もちろんB銀行の方は最初の120万円の一時金が必要ないため、
  そちらの運用などを含めて比較するとまた異なる答えが出てきますが。


少し複雑な説明で恐縮です。

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