介護について

かずお(茨城県)

解決済み 2017年08月18日
父昭和11年生まれの81歳、母昭和15年生まれの77歳です。父の年金が月額23万円、母の年金が月額12万円です。貯蓄は2千万あります。私の家から車で一時間位の所に二人で住んでいます。今回、母が入院しました。幸い大したこともなく退院して通院するような感じです。車いすにはなりそうですが、食事などは自分でできます。今回の事で、父と母のエンディングプランが気になりました。お金の面で気をつけることなどありましたら、ご助言頂けるとたすかります。

No.1220

回答 1件

森 泰隆 ファイナンシャルプランナー
所属:トライウッドマネー研究所

かずお様

ご質問ありがとうございます。
あくまで一般的なお話に絞って回答させていただきます。抽象的なお話になることをお許しください。

まず、前の回答者の方がおっしゃる通り、家のバリアフリー化を検討されることをお勧めします。介護保険により、工事費用を助成してくれる制度があります。20万円を限度に、最大で18万円まで支給されます。各自治体で、さらなる助成をしている所もあるので、一度お住まいの所の制度を調べてみてください。

まずは、ケアマネさんに介護プランの作成をしてもらい、そこからの住宅改修になると思います。

エンディングプランのお話となると、相続のことは避けて通れないと思います。
最近は、”争族”という言葉があるように、少額の遺産でも裁判にまで発展することも珍しいことではありません。

質問者様の兄弟構成はわかりかねますが、特に兄弟での争いが多いです。現金は、当分すればいいですが、家をどうするかその他の土地をどうするかなども話し合われることをお勧めします。

遺言書の作成が争族のリスクを回避するのに有効です。

自筆証書遺言と公正証書遺言がありますが、自筆証書遺言は無効になるケースも多くいので、お金と手間がかかりますが、公正証書遺言が最も有効です。

遺言と合わせて、ご両親にエンディングノートを書いてもらうことも有効です。エンディングノートは、お近くの書店でも市販されています。

通帳、印鑑の場所や、保有している株、債券や加入している保険のことまで書く欄があるエンディングノートを選ばれるといいと思います。借金のことなどは意外と死ぬまで知らないことも多く、書き記してもらえると早めに対策もできるので有効です。

お金のこと以外でも、介護のこと、延命治療のこと、葬式のことなど、エンディングプランがスムーズに行えます。
エンディングノートには法的拘束力がないので、何度も買い直すことも可能ですし、必ず履行しなくてはならないわけでもありません。

もし、ご両親が認知症になってしまった場合、あらゆる相続対策ができなくなるので、早めの対策が必要です。
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